これまでの歩み

私たちは途上国の作り手や文化に寄り添い、伴走しながら職人への技術協力、手工芸品の流通支援などを通じて社会的課題の解決に取り組んでいます。

2012年
●9月、メコンブルーは「辺境から世界を変える」の著者、加藤徹生さんに教えていただきました。

メコンブルーの工房は2002年にできました。
10年以上、女性と、その子どもたちを支えてきました。

メコンブルーと名付けられたストール。はじめて見たとき、胸がドキドキしました。
私は、10年、ハンディクラフトの輸入販売をしておりました。
その経験から、たいへんな手間と愛情がかかっていることが分かったからです。

私たちは、メコンブルーの「女性の自立支援、生計向上」という理念だけでなく、品質の素晴らしさに感動し、ひとりでも多くの方に届ける活動をはじめることにしました。



●12月、100人アンケートを実施。人気のあるデザインを調査。

2013年
●1月、現地初訪問。チャンタさんとはじめてお会いする。
チャンタさんは元難民です。
国境なき医師団で働いていましたが、内戦後の故郷カンボジアの復興のために帰国します
エイズで死に行く女性たちを看取るホスピスを開きます。
その多くは、貧しさのあまり教育が受けられず、売春婦として生計を立てざるをえなかった女性たちでした。
このままでは、問題の根本的な解決にはならないことに気づきます。
「カンボジアの伝統的なデザインに新たな息吹をふきこみ世界中に伝えたい。読み書きのできない女性に、職人として技術を身につけてもらうことで、尊厳をもたらし、貧困からも解放したい」
強い思いに共感しました。


集まっている織り手さんの、オーナーシップの高さには、本当に驚かされました。
働く女性たちは朝7時から深夜まで仕事をしています。
ただお金を稼ぎたいからというだけでなく、その仕事に誇りを持っているからです。
この工房は、読み書きのできない女性の尊厳、仕事ができる喜びを生み出す場になっています。
お互いに仕事を教えあったり、交代で子守をしたり、女性のための安心で安全なスペースでもあります。

創業者チャンタさんのやる気だけでひっぱっているのではなく、彼女たちはひとりひとりが「女性の生活を変えたい」という情熱と、希望をもって働いていました。

しかし、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)からアジアの優等な手工芸品であることを賞されるほど素晴らしい製品でありながら、マーケティングに課題があり、工房も半分稼働してないような状態でした。

毎日、毎日、心をこめて織っています。
足りないのは、市場へのアクセスだけなのです。
SWDCでは、寄付だけにたよるのではなく、シルク製品の売上によって自立したいと考えています。
この製品は、ファッション性、クオリティ、貧困解決・人道支援のストーリー、3つのバランスのとれた製品です。
ぜひ日本でもっと多くの方に知って頂き、カンボジアの女性の裨益につながっていければと現地で強く感じました。


ユネスコから贈られた賞状。


ティザーサイトとFacebookページを開設。
当たり前ですが、この時点では私たちによる日本でのメコンブルーの市場は皆無。
0からのスタート。

●2月、「ニッセンケン品質評価センター」にて検査。
シルク100%はもちろん、百貨店に出せるレベルであることを証してもらいました。

●3月、合同展示会「PLUG IN」初出展。


●4月、ウェブショップオープン。9商品からスタート。


●6月、メディア、初掲載「読売新聞」都内版。ベネッセで取扱がスタート。

●7月、ファッション誌、初掲載「STORY」。

●8月、工房再訪。


●9月、クラウドファンディング達成。ブランドブックを1,000部発行(現在、絶版)。
メコンブルーの織り手さんたちが、どれほどていねいにつくっているか、信じられないほど心を込めて高いクオリティを目指しているか、クメールの伝統やカンボジアの自然の中で育まれた、ここにしかないデザインであることなどを、ていねいに伝えたい。
国際交流や国際協力に関心がない方にも、手にとって、読んでもらえるような冊子にしたい。
そんな気持ちで、このブランドブックを作りました。
写真家の鈴木竜一朗さん、デザイナー木村百合子さんはじめ、本当に多くの方にお力添えいただき、私たちの思いをこめたブランドブックができました。


●10月、オフィス開所。

●11月、京橋にて、初展覧会。「日カンボジア60周年記念事業」認定。


『婦人画報』の「世界が微笑むギフトを贈る」特集でメコンブルーが大々的に取り上げられました。
オリンピックメダリストの有森裕子さんが「カンボジアの女性たちがいかなる困難にあっても、聡明で勤勉であることを伝えてくれる色彩です」とメッセージを寄せてくださいました。


●12月、チャンタさん初来日。「品川女子学院」にて講演。
「私たちの十数年の活動によって、貧困地域で困難な生活を強いられていた女性たちの人生を変えることができました。
10年前は貧しく教育を受けることができなかった女性たちも、今では大変優秀な職人に成長しました。
しかし、まだ目標を達成したわけではありません。
メコンブルーの製品を通して、彼女たちを輝かせ、勇気づけ、そして彼女たちの人生を変えられるということを多くの人に知ってほしいと私たちは願っています。
これからも製品の高いクオリティーと、この活動の意義を理解してくださる方を増やしていきたいと考えています」と話されました。


「アジアで勝つ日本人100人」になぜか、高橋が選ばれる。
「何も勝ってない」、「勝つ、って言葉、高橋さんから想像つきません」とネットが騒然となる。


2014年

●5月、百貨店で初の催事は、「伊勢丹新宿本店」。
伊勢丹が、NPO法人と取引口座の開設を持つのは、創業以来はじめてと言うこともあり、準備に1年かかりました。
やっと販売にこぎつけるも、販売初日、値札に赤い色が移り、売り場から撤去されるという事件勃発。
目の前が真っ暗に。
問題のあったのは1種類だけとわかり、ぶじ再開。


鵜川洋明さんにお力添えいただき、銀座ファンケルスクエアにて、試着イベント。


●8月、東京藝術大学に行き、染織についてヒアリング。


ストールに次ぐ2つ目のプロダクト。ウェディングドレスお披露目。


●10月、ファッションショーを開催。


●11月、安曇野ちひろ美術館「平和としあわせを願うアジアの手仕事」展にて展示。

●12月、プノンペンのメコンブルーのショップが家賃高騰のため、閉店。
織り手さんたちに、今後、なにが本当に必要なのか、なにができるのか知るため、急きょカンボジアに飛ぶ。
訪問が地元紙に取り上げられる。なにが書いてあるかは不明。


2015年

●2月、4回目の工房訪問。メイクアップアーティストの鵜川友美さんにご協力により、メイクアップのワークショップ開催。
皆さまから集めた未使用の化粧品、スーツケースひとつ分になりました。
ただ輸入して販売するだけではなくて、なにか少しでも、気に入って愛用している人たちがいる、役立って喜んでいる人たちがいると言うことを、織り手さんに伝えたいと考え、実施。
鵜川さんにメイクをほどこされ、心もほぐされ、織り手さんたちは、どんどん笑顔で輝いていきます。
化粧品をご提供くださった皆さま、鵜川さん、本当にありがとうございました。


合同展示会2度目の出展(rooms)。

●3月、「ソーシャルプロダクツ賞」受賞。


皆川朋子さんを中心に「二枚目の名刺」さんのご協力によりイベントを開催。
ゲストには、エシカル協会代表の末吉里花さんにお越しいただきました。


●5月、初の関西での催事は「阪急百貨店うめだ本店」で。
だれか来てくれるかなと不安でしたが、いろんな方が駆けつけてくださり、感激しました。


●6月、東京での2度目の催事(日本橋タカシマヤ)


「JAMMIN」にてチャリティTシャツ販売。


●8月、東京藝術大学の海老塚季史先生による、第1回技術協力プロジェクト。


メコンブルーな花嫁さん、二人目が誕生。沼田さん、暁さんの結婚式。


●9月、百貨店の常設に加え「ヨコハマグランド」という逸品認定も受けました。
日本にいるカンボジアの方、さらには工房のメンバーの中から、いつか販売員さんが立つことを夢見てます。


●11月、同級生の井草さんが、催事をしてくれました。
沼津の呉服屋さんで、ラジオで宣伝までしてくれました。
同級生から応援されるのは、とても励みになりますし、本当にありがたかったです。

2016年

●9月、メコンブルーキャラバン。上野と月島にて開催。


●11月、末吉さんの著書にて紹介される。


NHK「国際報道2016」にて報道。

2017年

●2月、第2回技術協力プロジェクト。廃屋だった工房が織り手さんたちでいっぱいに。


NPO法人CATiCさんの協力により映画上映会実施


●4月、「初任給で、子育て卒業ギフトを贈ろう!」というキャンペーン開始。


まさか、そう思う方はいないと思いますが、もちろん、これらをすべて私たちがやってきたわけではありません。

たくさんの方の力添えいただき、これまで歩むことが出来ました。
皆さまおひとりおひとりのおかげです。
本当にありがとうございます。

これからも、チャンタさんと織り手さんたちが、情熱をこめて織りあげたメコンブルーをひろめるため、精いっぱいやります。

To be continued!!!!!